
データ転送規格の話
問題です。
次の3つのUSBの「速度」規格を、データ転送速度の速い順に並べましょう。
USB 3.0
USB 3.1 Gen1
USB 3.2 Gen1x1
答え:すべて同じ
なぜ同じなのか? 詳細はここでは紹介しきれませんので、興味のある方はぜひ調べてみてください。
USBには、「速度」と「端子形状」の2つの規格があります。
これらは完全に独立しているわけではなく、一部で密接に関係しています。
従来は、おなじみの長方形型のUSB Type-A端子が主流でした。
しかし、「速度」規格の進化に伴いType-Aでは限界を迎え、
最新の「速度」規格ではUSB Type-Cのみが採用されるようになっています。
ただし、現時点ではUSB Type-Aも広く使われており、すぐに消えるわけではありません。
特に、キーボードやマウスなどの低速デバイスでは今後もしばらく残るでしょう。
それでも長期的には、USB Type-Cが主流となっていく流れは変わりません。
また、iPhoneの充電端子として印象の強かったLightningも役目を終え、
後継のThunderboltもUSB Type-Cの端子形状を採用しています。
これからは、USBの「端子形状」規格はType-Cへと一本化される時代。
店頭に並ぶのはUSB Type-Cが中心となり、
今後は「速度」規格をしっかり理解して、最適な商品を選ぶことが重要になってきます。
その話はまた今度。
豆知識:USB規格のナンバリングで3までは、「USB 3.X」のように数字の前にスペースを入れ、4はスペースを入れない「USB4」が正式表記。