変体仮名
古くは、現在使われている五十音のひらがなの他に、変体仮名というかなが使われていました。
いまではそば屋や料亭などの店名くらいでしか見かけることがありませんが、明治時代には活版印刷でも使用され、小説などにも変体仮名が見られます。

幸田露伴「尾花集」、https://dl.ndl.go.jp/pid/885679/1/5 より
一部に変体仮名が使用されています。
変体仮名は、実はUnicodeに収録されており、フォントさえあれば表示したり入力したりすることができます。
Wikipediaの変体仮名の記事(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%89%E4%BD%93%E4%BB%AE%E5%90%8D#Unicode[2026年8月])によると、Unicode 10.0.0時点で286文字分が使用できるようです。
変体仮名フォントとしてはオープンソースのNoto Serif Hentaiganaが手に入れやすいと思います。
https://fonts.google.com/noto/specimen/Noto+Serif+Hentaigana?preview.script=Latn
その他、フォントメーカーのモリサワでは「澄月(ちょうげつ)」というフォントなどが変体仮名に対応しています。
試しに平家物語の冒頭部を、こちら(https://dl.ndl.go.jp/pid/2567319/1/3)を参考に澄月で打ってみました。

こういう文字がかつては当たり前に使われていたというのが面白いですね。