線状降水帯の大量発生。大雨による災害から身を守るには

〈線状降水帯の大量発生。大雨による災害から身を守るには〉

8月、9月にそれぞれ線状降水帯が発生して、
千葉県・石川県・愛知県ではたいへん大きな被害をもたらしました。
被災された方の生活が一日も早く元に戻りますよう祈るばかりです。

近年で被害が増えた『線状降水帯』とはどのように発生するのでしょうか。
地球温暖化が線状降水帯の発生に大きな影響を与えていると言われています。
地球全体の気温が1℃上がりますと、海面から蒸発する水蒸気の量が約7%増えるそうです。
水蒸気を多く含んだ南からの空気が前線などに流れ込み続けると、
積乱雲が次々と発生して列をなして停滞するために、線状降水帯が発生するそうです。

地球温暖化が劇的に改善されることは考えにくいので、
今後も大雨による災害が発生する可能性は低くないと考えられます。
そこで我々にできるのは、防災と減災への意識を高めることだと思います。
事前の備えに関心を持って実行することで、我が身や家族の命と生活を守りましょう。

〈事前にできること〉

ハザードマップで自宅やよく行く場所の浸水想定深と土砂災害警戒区域を確認しておく
アンダーバスや窪地を避けた道や、側溝・用水路・崖の位置を把握しておく
住環境内の排水設備(ベランダの排水口や水まわりなど)を定期的に清掃しておく
水のうや簡易水のうを準備しておく。
非常食や持ち出し袋の準備と確認を定期的に行う
防災行動計画を作成して家族で共有しておく
など

〈発生直前にできること〉

気象庁の「キキクル」や自治体の防災メールを定期的に確認する
携帯電話やモバイルバッテリーのフル充電
浴槽に水を張る
車を安全な高所に移動する
早めに避難所へ移動する
など

〈浸水被害が始まった後で避難する際の注意点〉

避難する際に履くのは履き慣れたスニーカーが良い(長靴は水が入る深さのときは要注意)
両手を空けるためにレインウェアを着用して、棒(杖や傘など)で足元を確認しながら避難する
安全に避難所に移動できない場合は、今いる場所のできるだけ高所への垂直避難をおこなう
など